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しまなみ海道とにかく激安の旅

どうも、すいんきょです。

しまなみ海道、ご存知でしょうか?

2014年には、CNNの、「世界で最も素晴らしいサイクリングロード」7つのうちの1つに選ばれました。

瀬戸内海を、自転車で渡れるんですよ。

広島県の尾道から、愛媛県の今治まで、6つの島、6つの橋(最初の尾道大橋は通常通らない)、約70km。

絶景の連続で、気持ち良さそう。

でも、興味はあるけれど、持ってるのは、2年半前に買った、激安20インチ6段変速折りたたみ自転車。確か、楽天で、9980円。しばらく、あまり使わなかった。

最近、運動を兼ねて、この自転車に、よく乗るようになった。すると、

「コイツでしまなみ行けるかな??」

物は試し!2017年10月の平日に、行ってみました!!

激安その① 自転車代タダ!

自分が持ってるのを使うのだから、当たり前ですけど。レンタル代が、かかりません。レンタサイクルで、お尻が痛くなって困る人も多いらしいけれど、自分のなら、その心配も少ない。

レンタサイクルで今治まで行くと、乗り捨て代がかかるのも、ケチ セコい 倹約家の私としては、引っかかるんですよね。

買ってから初めて、折りたたんでみました。ちょっとサビてるけど、何とかなった。車にも入る。

良し、行こう!

激安その② 宿泊無料!

車中泊だから、タダは当たり前なんですが。

今回、色々トラブルありました。

倉敷から、出発地点の尾道までは、60kmちょっとなので、前泊しなくてもいいんですけど。少しでも、朝早くスタートしたい。それと、遠くから来る人の情報のために、あえて前泊しました。

入浴も歯磨きも終えて、倉敷を、夜出発しました。尾道には、道の駅が一つ(クロスロードみつぎ)ありますが、少し遠いので、尾道トラックステーションに行ってみました。

こちら、以前はあった、レストランも宿泊施設もお風呂も、今はありません。それは事前に調べがついていたんですが。

着いて、トイレ行った時、

張り紙に、はっきり、

「乗用車の方は車中泊お断り」!! これを発見しては、ビビリのすいんきょ、ここで車中泊は出来ません。

仕方ないので、尾道バイパス西の終点近くにあるという、パーキングエリアに向かいました。すると、

「尾道西PA閉鎖」という立て看板!休業ではなく、無くなっているようでした。

仕方ないので、そのまま通過し、三原市の、「道の駅みはら神明の里」へ。倉敷から行くと、尾道を通り過ぎることになりますが、クロスロードみつぎより、わずかながら近いんです。

道の駅の標識も出て、やれやれ、と思ったら・・・。

「2号線バイパス工事通行止」!!標識通りに行けず。

仕方ないので、少し遠回りして、やっと着きました。左下の看板のように、10月中、夜間工事だったようです。↓

ここは、2012年オープンと、比較的新しい。駐車場も広く、おすすめ出来る道の駅です。

グッスリ眠れました。それは良かったんですが、、、

翌朝、起きたら7時20分!!6時くらいに自然に目が覚めるだろうと思って、目覚ましをセットしなかったのが、失敗でした。

慌てて出発しましたが、三原・尾道の朝のラッシュに巻き込まれ、さらにタイムロス。

私の今回の出発地点、向島の立花臨海公園に着いたのは、9時を過ぎていました。予定より、2時間遅い・・・。

激安その③ 自動車通行料・駐車場・渡船代金無料!

向島?尾道じゃないの? スタンダードには、尾道に駐車して、向島に船で渡ることになっています。

でもこれだと、駐車料金と、渡船代が、100円+自転車10円=110円(片道)かかる。

最初の島、向島には、実は、車で無料で渡れるんです。高速道路の新尾道大橋ではなく、旧?尾道大橋。2013年4月から、という比較的最近の無料化なので、近辺の人以外は、知らないと思います。

旧?尾道大橋は、路肩・歩道が狭く、自転車で渡るのは危険です。車で渡ります。

そして、立花臨海公園という、因島大橋直下の公園に行きます。(↓地図の赤丸「現在地」)

ここは、トイレ有り、24時間出入り可。トイレは、公衆便所としては、普通。まあ我慢出来る程度です。駐車無料。

なので、ここでの車中泊も、可能です。特に、自転車を車に入れたままだと、スペース的に、寝にくい場合。自転車を出して寝て、朝そのまま出発出来ます。また、とにかく時間効率重視、という人にも、いいでしょうね。

ただ、夜間ほとんど人気が無くなるので、それでもいい、という場合に限ります。人里離れた、という程ではないですが。

自転車を出して、組み立てて。割と、短時間で出来ました。いよいよ、出発!

↑この写真の左の標識を見て、前にしばらく進んで、アレ?おかしいぞ?と気付いて戻って、もう一回見て。反対方向だと分かった、お馬鹿な私でした。時間と体力を、無駄にしてしまった!

地図でお分かりいただけるかと思いますが、少しルートをカットすることになります。スタート地点にこだわる方は、尾道から、どうぞ。私的には、

安くついて短縮出来て、肝心の島と橋は全部渡れるんだから、大ラッキー!!!

です。それでも予定よりだいぶ遅いので、焦ります。

激安その④ 自転車通行料無料!

↑歩行者・自転車、無料になっているの、お分かりいただけますか?

期間限定、全線無料なんです!(歩行者は元々無料)

2014年から始まって、2回延長されて、2018年3月末まで、無料なんです。さらに延長、されるかもしれないけど、されないかもしれない。

夏・冬はパス、春は花粉症。 秋の今しかないやんけ!

ケチ セコい 倹約家の私ですから。

さあ、最初の橋、因島大橋に行きます。私の自転車、踏み込むと、カッタンコットン、音がします。大丈夫か?と思いながら、ひたすら坂を登ります。カッタンコットン・・・。

↑ふう、因島大橋が見えました。

「さあ、帰ろう」

思わず、口に出ましたが。グッと堪えて、前に進みました。

↑因島大橋は、上が車、下が歩行者・自転車、の2階建て。巨大構造物の中を進むのは、面白いような、恐いような。景色はあまり見えません。

↑通り過ぎた因島大橋。この後、ビャーッと下って、因島を進んで。次は、生口大橋。なかなか美しい。上がるのはやっぱり、大変なんですけどね。↓

↑因島大橋だけが2階建て構造で、生口大橋からは、橋では車道の横を通ります。

ひたすら、前へ前へ。またビャーッと下って、生口島を通ります。

出発前は、疲労の程度によっては、瀬戸田港から船で尾道に帰ろうと思っていました。

でもまだ、大丈夫!今治まで行くぞ!

↓平山郁夫美術館。入口も、絵のようです。もちろん入ってません、急ぐので。

↓瀬戸田サンセットビーチ。次の、多々羅大橋が見えて来ました。

↑登り途中。今治まで40km。カッタンコットン・・・

↑多々羅大橋!この橋も、美しい。

↓多々羅鳴き龍。拍手や、備え付けの拍子木を打つと、反響して、ビビビーン、と鳴ります。2ヶ所ありました。

↑上を見ると、このようになっています。これで反響するんですね。

↑愛媛県に入ります!

多々羅大橋を、またビャーッと下って、大三島を通って。次の、大三島橋。↓

また上がって、下って。伯方島を通って、次は、伯方・大島大橋。

大分、陽が傾いて来ました。

伯方の塩アイスだけは、味わいたいと思っていたのですが、それも諦めて、ひたすら前へと、急ぎます。

↑大島に渡って、大島大橋を下から見上げた。

橋は、あと、来島海峡大橋を残すのみ。大島を進んで行くのですが・・・。

実は、ここが一番の正念場でした!!

大島の、海沿いは、とても良かった。

しかし、海から離れて、ダラダラ登って行く坂道。来島海峡大橋はまだ見えず、どこまでこの上り坂が続くのか?

宮窪峠、疲れた身体には、辛かった・・・。

峠ですから、何とか上がり切ったら、下りになります。風を切って下るのは、気持ちはいい。でも、心中は複雑・・・

「スキー・スノボが好きでも、歩いて登れと言われたら、誰もやらないぞ!!」

そんなことを考えながら、それでも前に進みます。

遂に来ました!最後の橋、来島海峡大橋です。登り甲斐有りそう。実際、キツかった。しかし、これで終わり!そう思うと、自然と足に力が入ります。カッタン、コットン。初め頼りなく感じた、この自転車の音も、今は反対に、心強く聞こえます。

平日ですが、思ったより、サイクリストが多かったです。特に、外国の方。いろんな国から来てるようで、しかも、ほとんどの人は、本格的なサイクリストの装い。他の観光のついで、でなくて、しまなみ海道サイクリングがメイン、という感じ。

本当に、世界でも注目のサイクリングロードなんだ、と実感しました。

↑渡り切りました!四国に着きました!! ゴールの、今治駅に向かいます。

↑到着!やった!という達成感・・・よりも、頭の中は、別のことでいっぱい。

今治に泊まるんだな、と思った人。違うんです。帰るんです!でも、どうやって?本当に帰れるのか??まさか、来た道を自転車で帰るのか???

激安その⑤ 泊まらずに帰る!

自転車で日帰りは、本格的な自転車乗りの方なら、楽勝のようですが、私にはとても無理。バスで帰ります。

ご存知の方は、「しまなみサイクルエクスプレスか。でも、こんな時間に、あったかな?」と思うでしょうね。

onomichibus.jp

↑1日3便ですが、こんな便利なバスがあるんですよ。

予約さえしておけば、普通のサイクリストなら、朝出発して、観光もして、余裕で最終便16:43発に乗れるでしょう。

尾道までバスに乗って帰って、渡船で向島に渡って、立花臨海公園に戻って来れば、朝ショートカットした道も通るので、しまなみ完走。駐車料金無料。

自転車素人の考えですが、良くないですか?

ただ、日の短い時期は、暗い中を向島を自転車で走ることになります。十分、気をつけて下さい。

話がそれました。私は、16:43に間に合う自信がなかった(そもそも今治にたどり着けるかどうかもわからなかった)ので、予約(前日まで)していません。

なので元々は、17:30の、「しまなみライナー」というバスの予定でした。今治駅到着は17:20過ぎ。ギリギリ間に合った?いいえ。間に合ってません。

自転車どうするんだ!!!

↓答えは、これです!

この荷造り、初めてなので、10分弱ではとても無理。寝坊しなければ、余裕だったんですが。

自転車を折りたたんで、用意していた、大きなゴミ袋2つで包んで、ガムテープで連結。ゴムひもを掛けて、膨らむのを抑える。さらに、ミニバイク用のカバーで覆って、余った部分をくくって、またゴムひもを掛ける。

ぶっつけ本番だった割には、上手く出来た。しかし、これを持って、バスに乗せてもらえるのか?

自転車を公共交通機関で運ぶことを、輪行と言います。今回色々調べました。会社によって違いますが、ざっくり言って、多くの場合、輪行には、

1.自転車全体を包み込む。一部でも、袋から出ていると不可。

2.縦・横・奥行の三辺の合計が、250cm以下。重量30kg以下。

3.専用の袋(輪行袋)を使用すること。

以上の条件を、満たす必要があるようです。

私の場合、1・2は、OKだと思う。3は、ペケ!

今回のような輪行は、かなり批判されています。それはそうでしょう、混み合っている場合にこんなことされたら、大迷惑!

しかし、私には、勝算がありました。なぜなら、田舎のバスは空いている!スペースは、余裕があるはず。バスを汚さないように包んでおけば、他の客の迷惑になることは、ほとんど無い。

また、いかにもゴミ袋、あるいはブルーシート、というのでなければ、運転手さんも、輪行袋かどうか客と押し問答するより、さっさと乗せてしまった方がいいはず。

ちょっと(かなり?)ズルいですが、このように考えて、1時間後、18:30のバスを待ちました。

(なお、しまなみ海道での輪行については、「シクロの家」という、今治のサイクリスト向けゲストハウスのHPに、詳しく書かれています。)

切符は、尾道まで。2250円。

最前列に座るため、早目に、先頭に並びます。ここから先、自転車を運び込むため両手が塞がるので、バスの写真はありません。

果たして、乗せてもらえるのか?運転手さんの裁量次第です。ドキドキします。バスが到着しました。出来るだけ素早く、乗り込みます。

座席一つ、塞いでいますが、何も言われず乗れました!

たまたま他のお客さんが、荷物をトランクに入れたいと要望され、運転手さんが一旦バスを降りたので、私もトランクに入れた方がいいか尋ねた所、「どっちでもいいですよ」と言ってもらえたので、そのままにしました。

怪しげな荷物ですが、中は何か、とも聞かれず、不審そうに見られることも無く。

おそらく、私のようなお馬鹿な人が、しまなみ海道には、時々いるんだと思います。実際、折りたたみ自転車に乗っている人、ごく少数ながら、いらっしゃいました。但し、同じ折りたたみでも、私のと違って、高級そうな自転車でしたが。

安い物でもいいから、輪行袋を買って持って行ってさえいれば、もう少し、堂々と乗車出来たと思うので、自分の無計画を反省しています。

車内は、3分の1も埋まっていません。週末は観光客が多い(レンタサイクルを今治駅で返却してバスで帰る)可能性も考えて、平日にしたんです。

すぐにバスは動き出しました。

「良かった、帰れる・・・」

と思うと、途端に眠気に襲われました。

「いかん、ヤバい!」

頬を叩いて、目を見開きます。

このバスは、福山行き。尾道に行くには、因島大橋バス停で、乗り換える必要があります。寝過ごしてはいけないんです!

到着時刻がわからないので、目覚ましをセットすることも出来ず、ひたすら眠気と戦って、、、19:20に、因島大橋に着きました。

私が自転車で、7時間以上かかった道のりを、バスは50分でした。

バスを降りて数分(←これはラッキー、30分待つこともあるらしい)、次のバスが来ました。

また、素早く乗り込みます。お客さんさらに少なく、4,5人くらい。

ガラガラなので、2人分使わせてもらいました。やはり運転手さん、何も言われない。

これで終わりではありません。尾道まで行くと、遅くなって遠くなって渡船代がかかります。よくわからないので、切符は尾道まで買いましたが、途中で降りようと思って、地図アプリと外の様子を、注意深く見ていました。

バスは、向島ICで、高速から一般道に降りました。先に進むほど遠くなるので、直後の、川尻池下バス停で降ろしてもらいました。(運転手さん、驚いてました。何もない所なので。)

向島バス停の方が、地理的には近いのですが、高速道路上になるので、階段を下らないといけない可能性があり、高速を降りるまで待ったのです。

歩道の上で、荷ほどきして、自転車を組み立てて。暗い向島を、立花臨海公園へ。

着きました!後は、自転車を折りたたんで車に入れて、帰るだけ。

倉敷への帰り道は、疲れてるせいか、長く感じました。しかし、尾道から倉敷は、約65km。これより長くてアップダウンのある、しまなみ海道を、あのオンボロ自転車で走った・・・

「やるじゃん、俺。」

もう、数日経過したのですが、時々、「本当に行ったんだよな・・・」と思い出して、ニンマリしてしまいます。何か少し、自分に自信が持てた気がします。

素晴らしい景色と、大きな達成感。

ありがとう、しまなみ海道!!